この記事は、過去のバグや議論まとめ(part1)の続きです。
秋のアップデート後
夢見るくまメダルの弱体化
妖狐味のクッキーに魔法のキャンディーが追加されたと同時に既存の能力である”誘惑されたクマゼリースコア”が増加し、イカスミ味のクッキーを軽く超えるスコア2.2億点が出るようになりました。
これに対しデヴシスターズは、妖狐味のクッキーと驚異的な相乗効果を起こす宝物”夢見るくまメダル”の大幅な弱体化修正を行いました。元々の(+6刻印まで終わらせた)最大能力は「56%の確率で一般ゼリーを3つのくまゼリーに変換し、70%の確率でクマゼリーを連続的に4つ生成」でしたが、これが「37%の確率で一般ゼリーを3つのクマゼリーに変換し、15%の確率でクマゼリーを連続的に2本生成」に変わってしまいました。
リリース時からあった古い宝物が新しいクッキーとの高い相乗効果のおかげで注目されるようになったことはコミュニティで大変評価されていました。「スコアが異常なほど高くなってしまうとはいっても、夢見るくまメダルと妖狐味クッキーとの相乗効果は十分予測可能な範囲であったために、宝物との相乗効果を考慮していないデヴシスターズ側の未熟なテストが問題だ」と指摘し、既存の宝物の能力は維持したままクッキーの能力をいじることがよりふさわしいという意見が多かったのですが…結局、宝物の方が修正されてしまいました。
宝物弱体化によるメンテナンスの補償も行われました。補償対象者の条件は、「”妖狐味クッキーの魔法のキャンディーのアップデート”と”夢見るくまメダル宝弱体化メンテナンス”の間(19時間程度)に宝物を獲得したり刻印をしたユーザであって、夢見るくまメダルのレベルが8以上であること」で、補償内容は、8レベルを超えて獲得した宝物のレベル×宝物マイレージ5000(※必要数ではなくあくまでレベル)、それに加えて刻印に使用した結晶やコインがそのまま戻るというものでした。8レベルに達していないユーザーは何の補償も受けられなかったため…クッキーランコミュニティが炎上しました。
2019年以後
ファンタスティックマジックトランプが揃い続けるバグ
この宝物は「3枚のカードを裏返し、同じカードが揃えば追加得点が発動する」というもので、理論上25%の確率で追加得点を獲得できることになっています。 ランダムな復元抽出なので、2,3枚目のカードはそれよりも先に引いた手札と関係なく独立して選ばれることになっていましたが、バグによって、「最初に揃った手札の組み合わせが、ボーナスタイムに入らない限り次回以降も全く同じように出続ける」というようになってしまいました。
このバグを使って新規クッキーであるイチジク味クッキーの訓練所で高得点を出したユーザーが大勢出てきたのですが、これに対してデヴシスターズは、「すでに訓練所でこのバグを使用してスコアを出したユーザーがたくさんいるので、公平な競争のために訓練所シーズンが終わり次第バグ修正をする」とお知らせしました。
グランドチャンピオンズリーグ関連の議論等まとめ
ラウンド2、課金煽り議論
ラウンド2で選択可能なクッキーの中にイチジク味クッキーがあって発生した議論です。 もちろんイチジク味クッキーの他にも海賊味クッキーやウィンドアーチャークッキーなど選択可能なクッキーはありましたが、クッキーラン特有の「新しいクッキーが強い」という構造上、イチジクの味のクッキーを持っていない又はレベルが低い場合はラウンド3進出は事実上不可能でした。
当時イチジク味クッキーはリリースされたばかりのクッキーだということもあって、一部のユーザーは”イチジク味クッキーのパックの購入誘導および無課金差別だ”と不満を示しました。 課金してイチジクの味のクッキーを最大レベルにしたユーザのみが3ラウンドに進出することができるのはおかしいというのがこちらの主張です。しかしこれに対して他のユーザーは、”イチジクの味のパッケージをすべて購入しても最大レベルにはならないし、そもそもグランドチャンピオンズリーグ自体が重課金者に焦点を当てたエンドコンテンツであり、もっと言うと、重課金者の場合はほとんどのクッキーが既に最大レベルになっているので、他のユーザに比べても新規のクッキーを取得しやすく、あえて課金をする必要性が高くないので、無課金の差別とまでは見ることができない”という意見を出しました。
ラウンド3、機種による有利不利問題
これは第1回グランドチャンピオンズリーグラウンド3終了直後明らかになった事実ですが、上位者がよく使用していた宝物に含まれていた”銀貨コインの花のブローチ”の発動確率が、機種によって微妙に違うということがわかりました。…が、今の所これについて大きな反発は起きていません。
応援システムのギャンブル性
「応援キャンディを使って出場者を応援し、そのユーザが1位を獲得したりラウンドを通過したりすると報酬を受け取れる」という賭博のようなシステムがありましたが、これに関連してギャンブル性の論議が起こりました。 代表的なものが4ラウンド2日目の「今日の応援」で、応援キャンディが信じられないほど低かったユーザ が最終日の夜に急に順位を上げたというものです。 誰も予想していなかった予想外の記録上昇で、応援キャンディ1個当たりクリスタル3075個というものすごい報酬が支払われ、中には22万以上のクリスタルを獲得したユーザーもいるなど、ギャンブルに成功したユーザはかなりの量のクリスタルを獲得しました。
考えられるのは「特定のユーザーがわざと低いスコアを出すことで、ほとんどの人が応援しない状況を作ってから、締め切り直前に順位圏に戻って1位になる」というもので、事前にそのことを知っていたごく少数のユーザーだけがそのユーザーに投資し、多くの利益を得ていた可能性があります(わざわざスコアを下げ後ろ終盤に1等をする八百長をしてクリスタルを得た人は、応援報酬として得たクリスタルが回収されました。)
一部では「応援キャンディシステムは過度のギャンブル性を持っているのがないか」いう意見もあったのですが、あくまでも応援キャンディは現金で購入するのではなくゲーム内でのみ得ることができるイベント性アイテムであるため、「失うものがないのでギャンブル性を批判するすることができない」という意見もありました。 結局、5ラウンド目からは各ユーザにどのように応援した(賭けた)のか、応援キャンディ1個あたりの報酬がいくらなのか表示されなくなり、問題は解決したようにも見えますが、依然としてランカー間の八百長の可能性は払拭しきれず、また運営スタッフ側で応援キャンディ数を操作しても誰も知ることができないという欠点も新たに生じました。
代理プレイ
一部ランカーが、他のユーザーの支援を受けてリレー脱出やチャンピオンズリーグのランキングを上げていることが判明しました。(特にチャンピオンズリーグが代理問題が最も深刻で、歴代チャンピオンズリーグで1位を獲得したユーザーの大多数が代理プレイの助けを受けていると推定されています)
クッキーランのランキングは定期的に更新されますしユーザーはこの事実をこれまであまり大きく問題視していなかったのですが、第1回グランドチャンピオンズリーグ開催以来、高レベルユーザー間の競争が激しくなり、これらの代理プレイの公正性の問題が再び提起されるようになってきました。
派閥争い(韓国wikiより)
”派閥”について
クッキーラン オーブンブレイクには、上位ランカーは特に、自分の属するチーム(ギルド)名を、自分のニックネームの前あるいは後ろに付けて活動しているユーザーが多いです。 そもそもこのような団結の始まりは、某クッキーランYoutuberがチャンピオンズリーグで1〜4位を達成したアカウントに同じ修飾語をニックネームの後ろに付けたものであり、この団結ニックネームを真似して多くの人がニックネームを変えるようになりました。
このように活動すること自体はもともと大きな問題ではなく、むしろユーザー間で団結し協調性を育てることができるのであれば、一緒に上位圏に上がることができるという点で肯定的な影響があったのですが…グループが増えるにつれて派閥争いに発展していきました。
問題の事件
ある日、あるチームの一人がアフリカTV(韓国の動画配信サービス)でグランドチャンピオンズリーグのラウンド4の配信をしていたのですが、彼は、別チームメンバーが脱落した時にそのチームを挑発するような発言を繰り返しており….そしてその事実がたまたま相手チームにまで届いてしました。 相手チームはそのチームの挑発に負けずにスコアを上げましたが、その時調子に乗って挑発をし返してしまったのでお互い言い合いになり、最後は子供のケンカのような展開に発展してしまいました。
このケンカの後、”先に挑発された方のチーム”の一員が”挑発したチーム”の一員に偽装して、そのチームのオープンチャットルームにスパイとして潜入しました。するとそこには常軌を逸したあらゆる悪口や性的発言があり、他チームメンバーだけではなく、そのチーム一員と親しみがあるYoutuberへ向けた、根も葉もない話や侮辱的な発言がありました。
数日後、スパイとして活動していたメンバーが、会話のスクリーンショットをクッキーランギャラリーとクッキーラン代表コミュニティカフェなどのコミュニティに投稿しました。 投稿はどんどんアクセス数を伸ばし、投稿者とそのチームの一員(と推定される人)はコメントでケンカを始め、複数のコミュニティではチームを大規模に非難するなど…戦場のような状況になりました。このチーム非難は単純なユーザーコミュニティだけにはとどまらず、デヴシスターズがYouTubeに投稿したビデオのコメント欄にもチームの悪口が溢れるように書き込まれました(該当動画)結局そのチームは解散の危機になり、さらに数名のユーザは、悪口を避けるために一時的にチーム名を変えてしまいました。
しかし…なんとこのチームは、自分たちの問題点を公開して謝罪するどころか、相手チームに対する復讐をしようと考えていました。 彼らは「自分のチームがやってきたことを明らかにする(謝罪する)」といってアフリカTVで”解明放送”を開始しました。しかしその内容は、”自分たちには非難を受けなければならないような理由はない”と主張するもので、相手チームのメンバーの昔の話を中心に話し、自分のチームの過去の行為に対しては触れませんでした。このような行為をせずに素直に謝罪していたなら問題なく物事が進んでいたのでしょうが…この放送によって最終的に大勢の的を作ることになってしまいました。
→この問題は、このチームのリーダーと相手チームのリーダーがお互いに言及しないことで合意し沈静化しました。